- 1 :ライトスタッフ◎φ ★:2011/10/03(月) 22:13:44.80 ID:???
- 9月19日、「ついに日本に対してもサイバー空間での宣戦布告か」と思わせる事件が発覚した。
ミサイルや潜水艦などを製造する三菱重工のコンピューターが、内部情報を流出させる可能性の
あるウイルスに感染していたのだ。同社は、製品や技術に関する情報が外部に流出した形跡は
確認されていないとしている。だが、20日にIHIや川崎重工など日本の防衛産業を支える
他社も軒並み同様のサイバー攻撃を受けていたことが発覚したことからも、わが国の防衛機密が
他国に狙われていた可能性は否定できない。まさに本格的なサイバー戦争の時代が到来したと
いえるなか、いかに優秀な「サイバー戦士」を確保するのか。
■ハッカー≒サイバー戦士
「名刺に書かれた情報から、オンラインで私の銀行口座にアクセスできますか?」
「おそらく。でも、そんなこと絶対にしませんけど」
名刺交換した際の愚問に率直に答えてくれたのは、サイバーディフェンス研究所シニアセキュリティ
リサーチャーの福森大喜氏だ。ひとくくりに「ハッカー」と言っても千差万別。一部のアノニマスの
ようにソニーなど特定の組織を攻撃する「クラッカー(破壊者)」もいれば、彼らの攻撃から企業
などを守る福森氏のような「ホワイト(善意)ハッカー」もいる。
世界では、優秀なハッカーの獲得競争が熾烈さを増している。米フェイスブックはソニーのゲーム機
「PlayStation3」のハッキングに成功したジョージ・ホッツ氏を社員に採用。また米アップルは
iPhoneのハッキングサイト運営者をインターンとして採用した。リクルーティング活動は民間企業
だけにとどまらない。米軍はハッキング競技会を開催し、参加者らのスカウトを行っている。
中国軍も対サイバー戦争を想定して兵士に専門訓練を施しているといわれている。官民あげて優秀な
人材の獲得や育成に取り組む米中に比べ、日本が専門技術者の数や技量ともに劣っていることは
否めないが、世界に挑む日本人ハッカーも出てきた。
■ハッカーの「なでしこジャパン」
8月4日から4日間、ラスベガスで世界最大のハッカー会議「DEFCON(デフコン)」が開催された。
会議では最新のハッキング技術の講義や発表が行われる。過去には重大な脆弱性を発表したため、
警察に連行されたハッカーもいたが、発表スライドに履歴書を添えて「出所したら雇ってほしい」
と来場者にアピールしたつわものもいた。
会議のメインイベントが、ハッキング競技会決勝だ。ハッキング競技会は各地で開催されているが、
デフコンは、サッカーでいえばワールドカップ決勝。この決勝に、初めて日本人チームとして前出の
福森氏が現場キャプテンを務める「sutegoma2」が進出した。インターネット予選には世界中から
約300チームが参加し、「sutegoma2」は2位で予選を通過。
12チームが参加する決勝戦の競技は「Capture The Flag (CTF)」とよばれる旗取りゲームで、
自分のサーバーを守りながら、相手のサーバーに侵入することでポイントを競い合う。「サイバー
戦争の予行練習」とも考えられる。CTFの運営者は米海軍を中心とするハッカーチームで、競技中に
飛びかった攻撃コードは軍に蓄積されているというから驚きだ。(※続く)
◎http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1512?page=1
- 2 :ライトスタッフ◎φ ★:2011/10/03(月) 22:14:01.33 ID:???
- >>1の続き
福森氏にとって今回の決勝は実は3回目。過去2回は多国籍チームから出場した。大学生のころに
ハッキングに興味を持ち、各地のCTFに出場しながら独学で技を磨いた。海外のハッカー会議で
知り合ったスゴ腕ハッカーに誘われるかたちで、多国籍チームに入ることになった。
一方、日本人チームの「sutegoma2」が決勝進出に至るまでの道のりは長かった。チームは20代、
30代の約20人。福森氏が「sutegoma2」に参加するようになった3年前は、世界と互角に戦える
レベルではなかった。「CTFって何?」というメンバーが、福森氏らが出す課題を解くことから
始まり、各地のCTFに参加して経験を積みながらチーム全体のレベルアップを図ってきた。
結果は残念ながら最下位であったが、日本人チームが世界最高峰の大会に進出した意義は大きい。
しかし福森氏は、「世界のレベルを知るよい経験ができたが、結果には決して満足はしていない」
と話す。すでに磨かれたダイヤモンドのように輝き始めた日本人もいれば、「原石」を日本国内で
発掘し、磨きをかける取り組みも行われている。
8月10日、大阪市内のホテルに全国各地から60人の若者が集結した。下は中学2年生から上は大学
4年生まで。女性は5人。彼らは独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する「セキュリティ
&プログラミングキャンプ2011」に参加するためにやってきた。このキャンプは2004年より毎年
開催されており、その目的は高度なIT人材の早期発掘と育成だ。
■「虎の穴」で鍛えられる若者たち
60人は5つのクラスに分かれて、4泊5日の合宿形式でセキュリティ会社などの第一線で活躍する
講師陣26人の指導を受ける。講師陣のなかには、世界中で利用されるプログラミング言語「Ruby」の
開発者まつもとゆきひろ氏も加わっている。各クラスでは2~5人ほどのキャンプ卒業生がチューター
として付き、生徒2人に指導者1人という贅沢な環境で知識と技を伝授する。
スケジュールもかなりハードだ。朝6時半に起床し、朝食を済ませたらすぐに授業開始。8時半から
昼食と夕食をはさんで夜10時ごろまで講義と演習が繰り返される。キャンプの責任者であるIPA産学
連携推進センター次長の神島万喜也氏は、就業経験のない若者を一流の講師陣が指導する意義を
次のように説明する。
「日本を引っ張っていく潜在能力をもつ若者はまだ世の中に埋もれている。彼らを見つけ出し、
ノビシロがあるうちに尖った人材に育てる。普通の人間が教えても意味がない。天才が天才を育てる」
集結した60人はただ者ではない。提出された応募用紙を講師陣が審査し、通過した者だけが
キャンプに参加できる。応募用紙の設問の中には自作したソフトウェアの提出を求めるものまである。
倍率はおよそ5倍。講師陣は一室に閉じこもり、審査に丸一日費やしたという。「参加できること」
自体が、磨けば輝く「ダイヤの原石」であることの証なのだ。 参加者の中でひときわ注目された
のが、最年少の浅野大我君(13歳)だ。(※続く)
●浅野大我君 - 3 :ライトスタッフ◎φ ★:2011/10/03(月) 22:14:16.71 ID:???
- >>2の続き
浅野君は科学部に所属する公立中学の2年生。一見すると普通の中学生だが、話を聞くと言葉遣いも
丁寧でしっかりしている。キャンプについて、「4時間かけてDVD1枚分のデータをひたすら分析した
のが一番大変だった。でもキャンプ自体は楽しかったので、あと2日はほしかった」と感想を話す。
浅野君は両親から特別な教育を受けたわけではない。ただ、小さい頃からコンピューターには興味が
あったが、どうやって13歳にしてキャンプに参加できるほどの技を磨いたのか。
「4歳のときに姉がインターネット用のパソコンを買ってもらって、ネットを使うようになった。
小学4年生のときに、無線でやりとりされる暗号化情報も他人に解読されるんじゃないかと思って
いろいろ調べはじめ、小学6年生ぐらいから通信データの解析を始めた」
と独学で専門知識を深めてきたことを教えてくれた。専門書は4000?5000円と高価なため、
お小遣いでは買えず、分からないことは全てインターネットで調べたという。
非凡ぶりを示す兆候がなかったわけではない。
「よく父親を家電量販店に連れていっていました。動物園よりも秋葉原、漫画よりも家電の取扱
説明書が好きな子でした」と浅野君の母親は話す。家ではリビングルーム以外でコンピューターに
触ることができないルールになっている。キャンプを終えた今、浅野君は「ネットワークセキュリ
ティの専門家の道に進みたい」と将来の夢を語る。
■国家をあげてサイバー攻撃を仕掛ける中国
9月18日、内閣府や人事院のホームページが一時閲覧しづらい状態になった。この日は、日本が一年で
最もサイバー攻撃を受ける可能性が高い日の1つである。満州事変の発端となった柳条湖事件が勃発
した日であり、中国では「国恥記念日」として各地で式典が催される。今年も事前に中国の複数の
ウェブサイトで日本政府へのサイバー攻撃を呼びかける書き込みがあった。
アノニマスのように無秩序な集団が「サイバー攻撃」を仕掛ける場合もあるが、いまや国家をあげて
仮想敵国を標的にした「サイバー戦争」を仕掛けてくる。とりわけ犯人として取りざたされるのが
中国だ。8月7日に警察庁が発表した『平成23年警察白書』では、昨年日本が受けたサイバー攻撃の
大半は中国からであると言及したのにつづき、24日には米国防総省も年次報告書のなかで、中国
からのサイバー攻撃が安全保障上の脅威であると指摘している。
中国政府は「中国犯人説」を真っ向から否定するが、組織的に行われていることを裏付ける証拠もある。
コンピューターセキュリティ会社エフセキュアによると、7月17日に中国の政府系軍事専門チャンネルで、
米国を狙うサイバー攻撃の様子が誤って放映されていたという。
この番組はサイバー戦争について取り上げたものだが、その一シーンで、中国人民解放軍情報工科大学
が作成したソフトを使用して、米国の大学にサイバー攻撃を仕掛ける場面が映された。この大学の学生は
中国国内で禁止されている宗教団体「法輪功」のウェブサイトをかつて運営していた。(※続く)
- 4 :ライトスタッフ◎φ ★:2011/10/03(月) 22:14:32.07 ID:???
- >>3の続き
いくら国家間でサイバー空間における攻防が繰り広げられても、攻撃を仕掛ける側、守る側、いずれも
担うのは「人」である。日本でもせっかく芽が出はじめたサイバー人材の発掘と育成だが、問題はその先。
つまり国内で彼らが活躍する場があるかどうかだ。今まで紹介した天才たちも、日本で必要とされていない
と感じれば、やがて海外に出て行ってしまうことも考えられる。
■すでに頭脳流失は始まっている
IPAが発表した『IT人材白書2011』によると、突出したIT人材の必要性を感じると答えた企業は、
まだ5割程度。必要性を感じている企業ですら、その約3割は「魅力ある職場環境の提供が困難」、
「適切な処遇が困難」、「彼らをマネジメントできる人材がいない」と採用後の職場運営の難しさを
嘆くばかりだ。採用される側も「大企業になるほど、1次面接で落とされる」と企業側の姿勢に不満を
漏らす。
政府も白書などでサイバー空間における脅威を指摘するだけで、具体的にサイバー人材の活用法には
一切触れていない。前出の福森氏も『平成23年版防衛白書』について、「サイバー攻撃対処のため
最新技術の研究に取り組むという内容の文言が記載されているが、具体的なことは何も書かれていない」
と指摘する。有事に優秀な人材を確保しようと思っても、日本を守るサイバー戦士は日本国内にいない
かもしれない。
ある専門技術者は言う。
「海外から様々なお誘いがある。来年ぐらいそろそろ外国に引っ越そうかな」
- 6 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:20:10.69 ID:LcOinlz2
- すげ~奴らだな。
日本を守ってくれ。
- 8 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:24:46.56 ID:5klI9+aw
- つーか、海外からのハッカーには専守防衛でその国に核攻撃をしたらいいじゃん。日本も。
- 9 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:26:26.63 ID:5HKA0/G7
- 日本版は「ショッカー」でイィーじゃん。
- 10 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:27:29.29 ID:3t9/5rt3
- ハッカーを養成するのにどれくらいの期間かかるか知ってる?
正解は20日 - 11 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:29:08.25 ID:xDjI1V1/
- 本当にセキュリティで役に立つのは、地味に数学やってるような奴だったりするんだけどね。
- 12 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:38:14.27 ID:htwy5YtU
- 10数年前かつて日本にもそういうサイトがたくさんあったが、廃れて全部無くなったよ
今やアンチウィルスがあれば大丈夫、セキュリティは全てソフトウェア頼みという救いようがないほどの無能ばかり
嘆かわしい状況だねぇ
- 13 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:38:30.16 ID:Rbieu4AL
- 厳罰化 外圧の強化 が寛容なのにしないw だからTOC食らうww
- 14 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:39:33.97 ID:eh56a7dZ
- 一般企業の役員達はIPAの主任ポエマー岡田賢治氏を知らんのか?
早稲田政経卒業のIPA職員で通称、詩人のマピョーン岡ちゃん。
ウイニィーで児童ポルノ蒐集がバレタ岡ちゃん親父は特許庁のキャリア
『彼らをマネジメントできる人材がいない』悠長な事言ってると会社が
無くなるよ。 - 15 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:39:47.84 ID:JecMscV/
- 日本はなにか大義名分がないとこういうこと堂々と出来ないとこあるし、
ここんとこ立て続けに攻撃にあったのは良かったのかもな。
いや良くはないんだけど、せっかくなのでせめていい機会になれば。 - 16 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:40:22.62 ID:rPGTf/gu
- どんなに優れた攻撃コードも実行できなければ、ただのゴミ
- 17 :名刺は切らしておりまして:2011/10/03(月) 22:41:33.78 ID:j1uVrYeh
- やったるお
バン バン バン バン
バン バン バン バン
バン(∩`^ω^) バン
/ ミつ / ̄ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/____/
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